山中湖駅伝が育てる「最後までやりきる気持ち」と「簡単にはあきらめない心」

 山中湖駅伝を開催するようになり10年たちました。毎年、途中で走ることを止める園児は一人としておらず、今までチームが完走しています。山中湖駅伝は毎年シニア(年長)のサマーキャンプで実施しています。数々のバディの行事には「走る」行事が多くあり、その種類も目的も様々です。

運動会で行う330M走。300M位はダッシュで走れる体力・脚力を付ける。また、他人との競争の順位だけでなく、自己ベストの更新の積み重ねによって力がついてくることを学びます。

運動会でのリレーはチーム競技。勝つためにはチーム全員の力を合わせ頑張るのはもちろんの事、走力だけでなく、バトンパスなどの技術的なことやバトンゾーンなどのルールの遵守も勝敗に関係する事を学びます。

収穫祭でのクロスカントリーは個人競技。約1.2キロの起伏の激しいコースの完走を目指します。苦しくて立ち止まっても、1歩進めばその分ゴールが近づく事を学びます。

山中湖駅伝はシニアサマーキャンプにて実施しますが、今回はこの「山中湖駅伝」についてお話しします。

仲間の為にも頑張る気持ちから生まれる目に見えない力

 バディでは、ミドル(年中)サマーキャンプで山中湖1週約15kmを1日かけて歩きますが、翌年、シニアに進級したら今度は走ったらどうか?という話から始まりました。さすがに、1日がかりで歩いたところを、5歳児が15km全員完走することは困難だろうから、みんなで力を合わせて走ろうという事になりバディの山中湖駅伝が始まりました。 1人では困難なこともみんなの力を合わせれば出来る事を学ぶためです。

チームのメンバーが力を合わせて優勝を目指して頑張れるのがバディの子ども達のすごいところですが、走るのが速い仲間がいれば有利だし、遅い子がいたら不利なことくらいは年長であれば理解できますがそれはあくまでも持てる力を100%発揮できれば、の話です。 だからこそ、駅伝を成功させるためには、園児たちに「チーム全員で1人だ」ということを理解してもらう必要がありました。

各自のタイムは、走る距離が長ければ長いほどその日の天候や本人の調子に左右されます。また、どんなに遅い選手でも、その選手が走らなければタスキはつながらないので、「チームには全員の力が必要」であることを理解し「チームには私が必要」であることを理解することが必要です。自分が頑張らなければタスキが途切れてしまうことを肌で感じ、仲間の為に頑張り、走り続けるのです。自分以外の誰かの為にも頑張る。自分だけの「つらい」「苦しい」だけで走ることを止めてはならない。自分以外の誰かの為にもベストを尽くして走り続けなければならないことを理解してか理解しないでかわかりませんが、全員が走ることを止めない。それが駅伝であり、それがバディの山中湖駅伝です。

目に見えない力は目に見える事を目標に頑張ることで身につく

 「優勝」や「完走」など目に見える事を目標に頑張ることで、「最後までやりきる気持ち」「簡単にはあきらめない心」のように目に見えない力も同時に身についていきます。それが山中湖駅伝の目的とも言えます。